ヘッドフォンを自分で直す
ヘッドフォンの季節ですね
世間のふわふわした女子とかはイヤマフ使うんでしょうけど、あいにく自分はキモいんで、そういうのはちょっと難しい。
そんな自分が防寒具として使っているのがヘッドフォンでして、この季節に外出するときは大体ヘッドフォンをつけています。
酷使してると壊れるんですよね
たいした耳をしてないので高級ヘッドフォンは持っていないのですが、それでも壊れてしまうと地味に出費が痛い。
ヘッドフォンの壊れるところと言えば、自分の使い方だとジャック部分の断線が多数。他の方も殆どがそこだと思うんです。
修理して使えばいいんですよ
ここ最近はヘッドフォンの修理サービスも結構いろいろなお店さんで提供されていまして。有名どころだと
eイヤホンさんとかがやってます。確かeイヤホンさんだと、4,000円とかだったかな。
余談ですけど、eイヤホンさん、行ったことがない方は実際に行ってみるといいです。スタッフさんたちがとても博識で、音楽が好きな人たちなんだなと思える、心地よい接客なので。
自分には高いので自分で直す
ジャック自体はそんなに高価なものでもないんですよね。100円とかで売ってますし。工賃としてeイヤホンの4000円って安すぎる設定だと思うんですがまあ、自分にとっては少しおしい金額なので、自分で直すことにします。
用意するもの
壊れたヘッドフォン
今回直すのは、SENNHEISERのHD439です。
自分が持ってるSENNHEISER製ヘッドフォンのうち、MOMENTUMは疲れる、HD219は夏限定、HD598は重いので持ち出さない。ってカンジで。聴き疲れしなくて軽く、防寒性も高いHD439の出番が多いんですよね。
昨年に壊れて以降は放置状態で、勿体ないなあとずっと思っていました。
交換するイヤホンプラグ
自分の耳はゴミなので、こだわりなんてありません。それっぽければいいんです。
ということで今回使うのはAmphenol AudioのKS3P。
金属シェルなのに安いのでいいですね。ニッケルメッキですが、音質とかはあんまり気にしていないので、これでいいんです。同じ外観で金メッキのKS3P-AUもありますけど、店頭在庫がありませんでした。
オヤイデ 3.5mmステレオミニプラグ 銀メッキ+ロジウムメッキ L型プラグタイプ P-3.5-SRL
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自作用プラグ NOBUNAGA 3.5mm stereo plug
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工具一式
どこのご家庭にもある工具類で直します。なければ買いましょう。どこのご家庭にもあるかどうかは自信がないので、一式を買う手間考えればeイヤホン持ってったほうが安いです。
半田ごて
ごく普通の30Wのやつでいいんじゃないでしょうか。
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goot 電子工作用はんだこて セット 安定感抜群の大型コテ台付き 半田こて はんだ吸い取り線 はんだ 40W BM-40S
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ハンダ こだわりがある人は、音響用のハンダだも使えばいいんじゃないかと思います。
千住金属 スパークルはんだ 1.0mm 1kg巻き 60-1.0-1KG
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ニッパー
これも一般的なやつでいいと思います。どこのご家庭にもあるやつ。
ホーザン(HOZAN) ミニチュアニッパー 細い銅線の切断に 疲労軽減コイルバネ装備 銅線1.6?φ/銅より線1.25m? N-31
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カッター
普通の小型カッターでよいかと思います。
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パテ
端子部の補強に使います。手持ちのタミヤパテで処理しましたが、何でもいいかと思います。グルーガンをお持ちの方なら、それでもいいと思いますし、接着剤で固着させちゃうのもアリですね。
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ライター
リッツ線の被覆を剥ぐのに使います。100円ライターでオッケー。マッチやチャッカマンでも大丈夫だと思います。サンドペーパー
被覆を剥くのに使います。TRUSCO(トラスコ) 耐水ペーパー 228X280 #2000 5枚入 TTP20005P
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直し方
ハンダするだけです。という雑さだと微妙かと思いますので、S2Sでいきましょう。
1.サックリいく
一気にいきましょう。この機会ですから自分は長すぎる分を適度に切断してしまいました。交換するだけなら根元だけでいいと思います。 ケーブルが途中で断線しているようなら、断線しているところまで切ります。
2.コネクタの結線位置を確認する
仕様書に載ってますから、しっかりと確認しましょう。音がでないとか、左右が逆になってしまったりします。
今回のヘッドホンは、茶色がGND、赤がR、青がLでした。
3.プラグのカバーをケーブルに通す
こういうのって絶対に忘れるんですよね。パソコン組み立てるときにバックパネル忘れちゃうやつと同じです。
ハンダする前に「必ず」プラグカバーを配線に通しましょう。ハンダした後に通すのを忘れたことに気付くと悲しいです。
4.ケーブルの被覆を剥く
カッターナイフでぐるりと切れ目を入れ、芯線を傷つけないように作業します。不安な方はワイヤストリッパーでも使いましょう。
5.リッツ線の被覆を剥く
ヘッドホンのケーブルには、リッツ線と呼ばれる配線材が使われていることが多いです。エナメル被覆をした線をより合わせたもので、そのままだとハンダがのりません。
ライター等で線材を炙ってエナメルを溶かし、燃えカスをきれいに除去します。炎の先で軽く炙る程度で大丈夫です。
軽くサンドペーパーで磨いた後、溶剤などできれいに拭き取ってあげるとよし。
6.ハンダする
リッツ線の先と端子部にちょいとハンダを盛って、しっかり温めつつハンダをのせます。
腕が3本あると非常にやりやすい作業なのですが、生憎人間の腕は2本だけなので、クリップスタンドなどを使うといいです。
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7.端子部を補強する
この手順は好みとかあると思うのですが、接続部を補強するためにパテを盛ってあげます。 グルーガンや接着材モリモリでもいいかと思います。
8.確認する
LRが正しく接続されているかなど、確認をしましょう。
スマホとかで確認するなら、下のようなYoutube動画なんかがお便利です。
スピーカー・ヘッドフォン テストサウンド - Speakers,Headphones testing sound
またWindowsパソコンなら下の手順でチェックできます
以上
カンタンに誰でもできる作業なので、捨てるのがもったいない!という人はぜひ。