読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

自分が本当に欲しかった端末 ~AndroidKoboを半年使って~

Android化したKobo touchを半年程度使っていて思ったことと、将来このような端末ができたらいいなという妄想。
f:id:tam_sam:20151018014820j:plain


Android化に関する記事はこちらを参照してください。tam-sam-tp.hatenablog.jp
tam-sam-tp.hatenablog.jp



電子化コンテンツと電子ペーパーの相性の良さ

大きく感じたのは、PDF化した文書やテキスト類と電子ペーパーの相性の良さ。
目に優しく長時間眺めていても疲れない、電源を切っても画面が維持される、バッテリの保ちがよい。
テキストやモノクロ文書を閲覧することに特化したメリットというのは、大きく感じることができた。
この点はすべての電子書籍端末に言えることだと思うし、単純な電子ペーパーのメリットは語り尽くされていると思うので、ここでは割愛する。

Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi

Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi

AndroidKobo Touchを半年間使って

なんやかんやで半年程度、Android化したKoboTouchを使ってきた。その中で感じたことなんかをメモっていく。
このような奇特な端末を常用している人間もなかなかいないだろうから、なんの参考にもならないとは思うけれども、Blogのアクセス解析を見ると、この端末に興味を示している人間の数はそれなりにあるな、と。


AndroidKobo Touchの不満

とにかく遅い

何よりもまず遅いのである。シングルコアのプロセッサに250MB程度のメモリでは、今より軽量なGBであってもきつい。
ここ最近の肥大化したアプリを動かすのは非常に大変で、OSの入れ替え云々よりも、アプリの選定に対する労力のほうが大きかった。
何をするにしても3テンポぐらいは遅れるし、下手に操作するとハングアップしてしまう。
なんとか常用できる使い方を見つけたからいいものの、これを普通の人に渡して操作させてみれば、60secでぶん投げるであろう。

スポイルされたバッテリの保ち

電子書籍本来のメリットであるバッテリの保ちについては、かなり失われているように感じる。
通常の電子書籍端末であれば数週間から1ヶ月スパンのバッテリライフがあるはずだけども、この改造端末ではせいぜい2~3日程度。欲張ったことをしようと思えば、モリモリとバッテリが減っていく。
ある程度は運用でカバーもできる。早い話がバッテリを使うような機能を使わなければいいわけで、こまめにスリープさせたり、無線LANは必要なときだけONにしたり。

操作性が非常に悪い

自分はハードウェアボタン信者なので、そもそもフルタッチに近い端末が好きじゃないというのもあるんだけど。
koboTouchが持っているボタンは、画面下に1個のみ。このボタンとアプリだけですべての操作を賄わなければいけない。
普通のAndroid端末で主に操作に使うボタンは[Home][Back][Menu]の3つ。これに音量調整のボタンが加わったりする。
自分はボタンに[戻る]を割り当てているけれども、それ以外の操作すべてをタッチパネルで行わなければいけないのは非常に苦痛。
そしてもって、タッチパネルの操作性についても。KoboTouchの画面はタッチパネルではあるけども、赤外線方式のシングルタッチ方式。ピンチイン・ピンチアウトなどの複数の指を使った高度な操作はできないし、何よりそもそも感度がよろしくない。


逆に満足していること

汎用OSの安心感

何よりもこれが一番大きなメリットであると感じる。
市販されている電子書籍端末のほとんどは、専用OSの上で専用アプリが動き、専用コンテンツを楽しむために作られている。これらの端末を選ぶにあたってハードウェアの違いなんて正直殆どどうでもよくて、ストアやアプリの出来で端末を選ぶ人が多いかと思う。
電子書籍というものは、ハードウェアとサービスの出来次第で、使い勝手が大きく違ってしまう。ストアの品揃えには満足できても、アプリの使い勝手が非常に悪かったりしては、快適な体験をすることができない。
ハードウェアを特定サービス専用品として作り込めるメリットというのはもちろんある。特に書籍を読むことに特化した電子書籍端末に関しては。
ただ最大の問題が一つ。「サービスが終了したら単なる文鎮となる」。これに尽きる。"BookGate","BooksV","TSUTAYA.com eBOOKs","エルパカBOOKS" and more... サービスが終了してしまった電子書籍サービスなんてそこら中に転がっている。まだ他のストアへ移行できるサービスが提供されていればいいけれど、それすらされずに閉鎖されてしまったサービスもある。
こうなってしまうと、追加でコンテンツを用意することもできないし、DRM化されたコンテンツなんかの扱いにも困ってしまう。

この点、AndroidKoboで動いているのはAndroid2.3。かなり古いバージョンとはいえ、世界に広く普及したスマートフォン用OSである。純正アプリストアのGooglePlayももちろん使うことができる。
AmazonKindleも動けば楽天Koboも動く。PDFを閲覧するアプリケーションなんて腐るほどあるし、Dropboxなどのオンラインストレージと連携することも簡単。
スマホで使い慣れたアプリやIMEをそのまま使うことができるのもメリット。
もちろんAndroid2.3のサポートなんてとっくの昔に終了しているし、非対応のアプリケーションも多い。Googleがサービス終了してしまえば、こいつも文鎮になってしまうことは確かではあるけども、その可能性は天文学的数値で低いものではないかなと思っている。

使い勝手の良いmicroSDスロット

コンテンツを簡単に移動できることは、端末のユーザビリティを大きく向上させる。オンラインストレージは確かに便利だけれど、それ以上に便利なのはやはり物理メディアでのやりとり。
KoboTouchには、システム用と増設用で2つのmicroSDスロットが存在するが、増設用のスロットに関しては、カバーも無いラッチ式スロット。抜き差しでバックカバーを開けたりしなくてもよいし、スロットカバーの破損に怯えることもなく、microSDスロットを気軽に常用することができる。
無線LAN接続を有効にすると極端にバッテリの保ちが悪くなるこの端末にとっては、オフラインでファイルを簡単にやりとりできる手段があることは非常にありがたいことで。


自分なり Androidkoboの使い方

外出先にて

本来の目的である書籍ビューワとして使うことが多い。主にKindleで購入したものを読むことが多く、テキストとコミックの割合は半々程度。あとPDF化したウスイ=ホンを読むのにも使っている。
疲れにくく大きい画面で書籍を読むことができるので、スマホ電子書籍アプリと比べて非常に読みやすい。
タスクやメモの閲覧端末としても便利。ちょっとした買い物リストや予定リスト、地図などを表示しておく。
表示するだけではなくタスクのアップデートもできるので、チェックリストとしても非常に使いやすい。

業務や自宅にて

f:id:tam_sam:20151103184702j:plain
仕様書や技術資料を表示する用途が多い。業務で使う資料の殆どはテキスト埋め込みPDF化されているので、気になった点などをWeb検索したり、翻訳したりするなど、資料を再利用するにあたっても非常に便利。
デスクの上では普段はタスクリストとして用い、参考にする資料を平行して表示させたり、回路図などのちょっとした図面を表示させておいたりもする。
能動的に使う端末というより、書籍や書類の代替え品といった使い方がメイン。

BoogieBoardと組み合わせて

f:id:tam_sam:20151103184641j:plain
これが最高に便利だったり。
BoogieBoardはメモを書くことに特化した電子文具で、今自分が使っているモデルは"Rip"というPDF保存機能がついたモデル。
ちょっとしたメモが必要なときには非常に便利で、会話に出てきたこと、気になったことはひたすらメモをとり、PDFで保存することにしている。
いちいち紙メディアに書かなくてもいいので、スキャンをする必要性もないし、ゴミも消耗品も出ない。
ひたすらメモをして溜まったPDFを閲覧するための端末として、AndroidKoboを使っている。


自分が必要な端末はなんなんだろうか

この端末はおすすめできない

ここまで書いて、一つだけ書いて置かなければいけないこと。
これ、真似しなくていい。
イデア次第でこの端末ができることは大きく膨らむ。がいかんせん端末自体の性能に問題があるので、普通の人が常用するにはキツいと感じる。遅い速度もそうだし、メモリ不足に絡む不安定さはどうしようもない。

この端末の価値

KoboTouch本体 -> \1500- at ハードオフ
BoogieBoard -> \1000- at どこかのジャンク屋
microSDカード 4GB Class4 at 自宅にあった
microSDカード 32GB Class10 at 自宅にあった
所謂中華格安タブレットの半額程度で購入できた。
この値段で遊べる端末を作ることができた、なのか未だにゴミなのかは、正直判断できない。個人的には有用な端末だと思っているけれど。

キングジム 電子メモパッド ブギーボード  BB-2 ブラック

キングジム 電子メモパッド ブギーボード BB-2 ブラック

Kobo N905-KJP B

Kobo N905-KJP B



自分が欲しかった端末

まずはBoogieBoardとKoboで分かれている、入力と閲覧の機能が一つになれば、荷物が減って便利かと思う。あとは、上に書いた不満点が解決できれば。
ということで、欲しい端末をまとめてみた。あくまで妄想した端末であって、このような端末があれば程度。技術的にはできるだろうけど、コストにあうかどうかはわからない。

OS Android、GooglePlay対応
CPU そこそこ
メモリ 最低限1GB
ストレージ 8GB以上
外部ストレージ microSD、SDXC対応
ディスプレイ 7"程度、電子ペーパー、200ppi以上
バックライト 必要
バッテリ ビューワ時で1週間程度
入力 タッチパネル(マルチタッチ)、デジタイザペン
価格 $200以内
その他 USBホスト